デッドプールがMCUに殴り込み! R指定作品だからこそ見れるド派手なアクションとあいも変わらずのおしゃべりが作品を盛り上げる!!
劇場公開日 2024.07.24
キャスト ウェイド・ウィルソン/デッドプール ライアン・レイノルズ
ローガン/ウルヴァリン ヒュー・ジャックマン
スタッフ 監督 ショーン・レヴィ
あらすじ
ウェイドはヒーロー活動を引退して平穏な生活を送っていたがそこに時間変異取締局(TVA)が現れ
る。そこで知ったのはウェイド達の世界線が消えてしまうということだった。世界線を守るため
キーマンであるウルヴァリンに協力を仰ぐウェイド 凸凹コンビがぶつかり合いないがらも世界を救えるのか?!
見どころ
・これまでは20世紀FOXが製作した人気シリーズX-MENとデッドプールシリーズはマーベルスタジオが製作したアベンジャーズシリーズなどには権利関係で出演できていない状況が続いていました。。
ですが!
ディズニーの20世紀FOX買収を経てマーベルスタジオ作品に合流することが可能になりました!
デッドプール作品で人気を博したR指定作品ならではのバイオレンスアクションとギリギリで尖ったジョークをそのままに現在マーベルスタジオ作品で展開中のマルチバースの設定を最大限に生かしたストーリーになっています。
・ギャグセンス高め!映画好きじゃなきゃわからないメタギャグもちょこちょこあるけれど、デッドプールの持ち味の軽快なべしゃりとウザさが無口なウルヴァリンとマッチして最初から最後まで笑って楽しめる
・サウンドトラックがテンションUP⤴︎ 映画の随所で流れるPOPミュージックがコメディやアクションシーンの良さを底上げしています!
マーベル作品は複雑、デッドプール&ウルヴァリンだけ見ても楽しめる?
ストーリーは大まかに見るとシンプルで場面展開が多くアクションシーンもたくさんあるのであまり深く考えずに単体でも楽しめるポップコーンムービーにはなっています。
ただ、関連作を見ていた方がより楽しめるのはマーベル作品の醍醐味でもあります。
今回はマルチバースの特徴を利用した展開のためマーベル作品ファンに向けた小ネタが多かったように感じました。全てを楽しめるための作品あげたら多くなってしまうので最低限だと
・X-MENシリーズ 特にX-MEN(2000年公開)、ローガン(2017年公開)を見れば
ウルヴァリンというキャラクターの始まりと終わりを知れます
・デッドプールシリーズ
映画の物語の幹になる時間取締局(TVA)とは 気になった方は
・ロキ(ドラマシリーズ)もオススメです
ネタバレあり感想
この先からはネタバレを含みます↓
〜OPからテンションUP〜
マーベルイントロとそれを口ずさむデッドプールこれだけでMCUにあのデップーがって感動がある!
それにOP イン・シンクのBye Bye Bye に合わせてキル!!・バイレンス!!・ダンス!!
乱れ飛ぶ血飛沫や武器に乗じて出てくるオープニング・クレジットがグロおしゃれ
〜MCUの設定✖️実写マーベル映画の礎〜
MCUのマルチバースサーガの設定があったからこそ20世紀FOXのデッドプールや
ウルヴァリンが活きる展開を作れたんじゃないかと思う、リメイクでは出せない作品の歴史の
ありがたみを感じられた。
作中では、さまざまな懐かしキャラの出演がありました
・X-MENシリーズのヴィラン達
・ブレイド(映画ブレイド)、エレクトラ(映画エレクトラ)、ローラ(映画ローガン)
ガンビット(企画段階で頓挫したキャラ)
・ヒューマン・トーチ(映画ファンタスティック4)
一番驚いたのはクリスエヴァンスが出てきた時でした キャプテン・アメリカ!!と思いましたが
まさかのヒューマン・トーチ! でもファンタスティック4であんなひどい下ネタ言うキャラだった け?笑 変異体だからかな、、
ブレイドとエレクトラは未視聴だったので感動はありませんでしたが現代に同じキャストで蘇った
ことを考えると感慨深い ガンビットは演じたチャニング・テイタムがガンビットの単独映画を熱望していたことを知りました、今回の出演で演じることができてキャラも俳優も報われたのかな、でも翻訳監修がミニオンだったみたいで(劇中ジョーク)変な喋り方でした笑
ローラの登場も映画ローガンの展開を踏まえるとウルヴァリンの心境を変化させる大きな材料に
なっていることを納得させます。
〜最悪で最高なウルヴァリン〜
映画ローガンで一度ウルヴァリン役からの卒業をしていたヒュー・ジャックマンが帰ってきた
ことに興奮を抑えきれなかったです。 肉体美もこの映画のために仕上げたのでしょう 健在です
僕はコミックを読んでいないですが今回コミック準拠の黄色のコスチュームを着ての再登場
ということでコミックファンも歓喜だったのではと思います
劇中の変異体ローガンの世界線ではX-MENは全滅、1人後悔の念と過ちの戒めとして黄色のスーツを 着込むアルコール中毒の最悪のウルヴァリンでしたが僕ら観客にとっては最高だったのではないでし ょうか
〜TVAの旧体制、パラドックスの思惑〜
TVA職員でウェイド達の時間軸の監視をしていたのがパラドックスという男でした
彼はデッドプールだけを引き抜き、アンカーがいなくなり消えゆく世界は消えるのを待つのではなく
すぐに消してしまおうと考えていました、 TVAはドラマロキシーズン1の時点まではアベンジャー
ズシリーズの時間軸、いわゆる神聖時間軸からはみ出るものには剪定をおこなってきましたが旧体制
が終わり全ての時間軸を守り監視する体制に変わったと思われます ただTVAも大きな組織ですから
異分子や旧体制の考えがある人がいるのも納得できます。
デッドプールが作中でメタネタが多いためなのか思ってしまった僕の偏見ですがこの映画を制作する
側にもパラドックスと同じような意見がある それを作品に反映させているのではないか
デッドプール人気がすごいからMCUにキャラが引き継ぐことに決まったけど 以前までの作品
は複雑になるしMCUでは都合上なかったことのように扱う いいよね? みたいな考え もちろん、それをよしとしないFOXの世界線で生きているウェイドは自分の世界を守るために奮闘、お話を作る上でパラドックスの体制に対抗する縛られない自由なキャラクターとしてもよく動いたのかなと思いました。
映画制作上いろんな可能性を模索するようにパラドックスの考えは無慈悲でウェイドからすると悪ですが神聖時間軸での作品を見てきた自分からすると完全な悪とは言い難いです 別にそれでもいいんじゃないかなとさえ少し思いました笑 実際に劇中でデッドプールがマルチバースは失敗だったとメタギャグで発言していました(ジョークだからある一定の意見から見たらってことだと思う)マーベル作品が好きな僕でもマルチバースを扱う作品が出る時(ドクター・ストレンジやスパイダーマン)予習映画を見た方がいいかなとか少しのヒーロー疲れは感じます。まぁ気にせずみても楽しいんですけどね 少しでもこれはアレだ!とか楽しみを増やしたくなってしまうんです。 そんな新規ファンもつきずらいマルチバース展開の根幹 TVA内での異分子パラドックスの考えをほぼ想像で考えました。
〜役立たずウェイド?ヒーローとしてのデッドプール〜
1,2で熱い恋仲だったバネッサとはお別れしていたり、アベンジャーズ入りの面接に落ちたり、リクルートされたTVAには暴走の果てにやっぱりいらないとばかりに剪定され、剪定先の虚無空間の縄張りのボス カサンドラにはウルヴァリンはいるけどウェイドは要らないと言われ、ウルヴァリンとは世界どころか彼女1人も取り戻せないと散々な言われよう 列挙して書くだけで心が折れそうですがウェイドは折れません! マイペースも崩さず口もずっと動きます 不死身なのは肉体だけではなく精神もでしょう デッドプール作品を通して感じるのは行動の指針がバネッサやファミリーを守る、助けるためでした。今回の行動の原理もそこにあります 赤いスーツのように真っ赤で熱愛がデッドプールをヒーローたらしめているんだと思いました。
〜デッドプール&ウルヴァリン+マドンナは無敵〜
デッドプールの変異体達が2人と戦うシーンにてマドンナのライク・ア・プレイヤーが流れ
ます最初の導入の音楽に合わせて2人が出てくるシーンは痺れる! 予告編にそのシーンがあるので何回も観てしまいます。 音楽をバックにバッタバッタ倒していく爽快感はたまりません
時間軸の消滅を止めるには命を賭けることが必要でしたその中でデッドプールが、自己犠牲の精神を見せたのはデッドプールシリーズのヒーローとしての行動の集大成のように感じました。
絶体絶命救えるかの瀬戸際に&ウルヴァリン+マドンナとエッセンスが加わり世界の消滅を免れます
時間軸を消す機械を止めるには物質と反物質がぶつかり原子レベルで間に入ったものはなくなります
だけどデッドプール&ウルヴァリン+マドンナは無敵です なんともなかったように帰ってきました笑
パラドックスも思わずFワード
〜まとめ〜
20世紀FOXの作品や過去のマーベル実写化作品の成功があるからこそ今のマーベル作品があると感じられるエネルギッシュな映画でした! 過去作への愛とリスペクトで溢れていました
配給がディズニーに代わっても止まることを知らない下ネタギャグにはたくさん笑わせてもらいましたし ド派手バイオレンスアクションもカッコよく爽快感がありました。
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